遥かなるインディア


-ジャパニーズサイド-


A:「インド行ってきたんだって?話きかせてよ」

B:「まあ、日本とそう大差なかったよ」

A:「え?全然違うでしょ」

B:「いや殆ど変わんないよ、みんなターバン巻いてるくらいで」

A:「全然違う!」

B:「それ以外は一緒だったよ」

A:「え?どのへんが」

B:「手があって、足があって・・・」

A:「人間としてじゃん」

B:「で、鼻があって、口があって、目がない」

A:「ないんだ!すっごい不便!」

B:「甘いものには目がないそうでございまーす」

A:「うまくないし、全然!」

B:「でも全員がターバン巻いてるのはホント」

A:「え?なんで巻いてるの?」

B:「キャプテンだからじゃない?」

A:「えー!すっごい多い。キャプテン多すぎ。指示出す人も多すぎ!」

B:「全員つっても30人」

A:「え?何が」

B:「いや、人口」

A:「少ない!」

B:「だから結構大変らしい。観光客来るたびに着替えたり、変装したりで」

A:「えー、ばれるでしょ」

B:「いや、ターバンの色変えたりね。「あれー、バジャブさんどこいったの?」って驚いたもの、俺」

A:「どこをどう間違えるんだかわからないけど、騙されすぎ」

B:「でさ、お前とか、インド人ってみんなカレー食ってると思ってるでしょ?」

A:「全員じゃなだろうけど、食べるでしょ」

B:「いや、カレーとか本当に嫌い」

A:「食べないんだ?」

B:「いや、食べるよ。けど嫌々」

A:「じゃあなんで食べるの」

B:「食べないと昼休み無くなるから」

A:「小学生!」

B:「右手だけでね、こう、一生懸命すくてんだけど減らないのね」

A:「能率悪いなー」

B:「ほんで、先生に”早く食べなさい、バジャブ!”とかいわれてさ」

A:「またバジャブ!」

B:「他の生徒が"そいつバジャブじゃないでーす!”」

先生:「ほんとだ!ターバンが紫!」

A:「先生も騙されてる!」



B:「そんな話をバジャブさんがしてくれたよ」

A:「お前、騙されすぎ」